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高曽根山にブナの巨木を訪ねる

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 樹木の幹廻りは山側の地面から1.3mの高さでの周長を測ったものらしい。ブナの巨木を訪ねるのを趣味としているが、巨木の多くは地面の近くで枝分かれしている、いわゆる奇形ブナである。鳥海山のアガリコ大王などがそれにあたり、幹廻り6mを越すようなものがある。これに対して一本すっと上に伸びた単幹ブナでは有名な鍋倉山の森太郎でも6mを超えない。裏磐梯の高曽根山に幹周り6m近い単幹ブナの巨木があるそうで、是非この目で見てみたいと思った。巨木は固有の名を持ったものが多いが、高曽根山の巨木ブナは「曽根太郎」または「ブナ太郎」と呼ばれている。ブナ太郎という名は他にもありそうな名なので、曽根太郎という呼び方が好ましいように思える。

 曽根太郎へは道がないので積雪期が適季のようだ。桧原湖湖畔の集落から除雪をしていない林道をワカンで歩き始め、畑と思われる雪原を歩くと、いつしか沢沿いに進むようになる。場所はネットからだいたいの位置を知っていたが、要所要所にテープがあった。最後はブナの疎林となった斜面を登ると一際大きなブナが見えた。初めて見えた時にはさほどの巨木には見えなかったが、近付けば巨木さが実感できる。ぐるりと木を回ると、幹の表情が変るのがよい。コブで覆われた古武士然とした姿や苔蒸した表情などてある。冬なので葉がないので木の勢いは不明だが、枝が何本か折れているのが残念だ。





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by ichigomilkkk | 2019-03-03 12:19 | Comments(0)