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山に関するエッセイや山行記など
2022年 03月 24日 短い時間で登れる雪山として上州武尊山群の尼ヶ禿山に出かけた。緩やかな斜面が続くブナ林がきれいな山だった。途中からトレースがなくったが、スキーはあまり沈まずラッセルという状態ではなかった。最近降ったと思われる湿雪が10センチほど積もっていたが、その下に少し固い層があり、私の体力技術でもスキー操作に支障はなかった。雰囲気のよいブナ林は残念ながらやや密で、もう少し疎であったらと思った。
2022年 03月 09日 越後中里を15時16分に出る列車に絞って準備した。河原から見上げるアングルも行く前には考えたが、現地に行ってあちこち動き回ることの困難さを知って平凡な構図になってしまった。俄撮り鉄の実力を思い知らされた結果だった。
2022年 03月 08日 土樽にある毛渡沢橋梁はレトロ感ある石積みの橋梁が魅力的で、建設から90年経った現在も上越線上り線として使われている。並行してある下り線の橋脚はコンクリート製で、上り線との対比が面白い。日白山やタカマタギ登山等で何度も橋梁の下を通ったことがあるが、カメラを向けたことはなかった。それが最近なぜか毛渡沢橋梁を通る列車の写真を撮ってみたくなった。ただその撮影だけで出かけるには遠い存在だったので付録...
2022年 02月 27日 富士山の山麓といってもよい双子山(二ツ塚)へは手軽なハイキングでとしてよく出かける。双子山は二つ塚とも呼ばれ、上塚と下塚の二つのピークからなっている。二つのピークのコルは緩やかな高原状の地形で、富士山には珍しい草原となっている。冬に訪れた時、窪地状の場所が氷の平地となっていた。雪が凍ったのではなく、明らかに溜まった水が凍っていると判断した。このあたりはスコリアと呼ばれる非常に透水性の高い地...
2022年 02月 25日 寒い日が続いたが、やっと春の兆しを感じるようになった。好天間違いなしの日に霧ヶ峰の三峰山に登った。当初は私はスノーシュー、同行者はスノーシューを持っていないのでワカンという計画だった。事前情報でワカンでは苦戦すると判断しスキーに変更した。私は三峰山は3回目だ。前2回はビーナスラインが稜線に近づいたところでビーナスラインを離れた。今回は稜線を歩くよりビーナスラインを歩いた方が楽できるとして三...
2022年 02月 16日 雪を抱いた丹沢の峰々の展望を求めて宮ケ瀬湖湖畔の高取山に登った。先月に登った時は丹沢にはほとんど雪がなく、丹沢の峰々よりも湖の色に目がいってしまった。やはり雪が付くと尾根の輪郭がはっきりし、山座同定しやすくなる。ここからの展望では不動ノ峰の見え方に興味を惹かれた。ちょうど丹沢三峰が低くなった位置に見えるのがよい。 不動ノ峰は丹沢第2の高峰だが不遇の山かもしれない。しかし私はこの山が好きだ。...
2022年 02月 12日 やっと丹沢にまとまった雪が降った。ずっと雪のブナ林を歩きたいと思っていたので、さっそく道路事情を確認して出かけた。風もない穏やかな日で、富士山には午前中だけだが雲もなければ雪煙も見えなかった。雪はやや重い湿った雪だったが、登山口からスノーシューの山となり、快適なスノーハイキングとなった。たまたま先行パーティーがいて塹壕の中を歩く山だったが、ブナ林ではトレースを外れて楽しんだ。
2022年 02月 08日 物見峠入口から一ノ沢峠北にある小ピークまでを往復した。ここは巨木の宝庫で、特にモミの巨木が多く100本を確認と入口の看板に調査結果が記されている。特に札掛古道にある最大のモミには必ず立ち寄るようにしている。足場が悪い上に小灌木が周囲に生えていて、写真撮影がし難いのが面白くない。モミ以外の樹種の巨木もあるが、私には樹種が特定できないのが少し残念だ。
2022年 02月 05日 早戸川林道は2019年の台風19号等により壊滅的な被害を受けて通行不能になり、現在も復旧の動きはまったく感じられない。林道は長いうえに歩きにくくなっているそうで、行きたいけどもう行くことはないかと思っていた。ところが早戸大滝が比較的よく氷結している写真をネットで見た。これを見て円山木沢も凍っているのではと考えた。林道は長いけど円山木沢の下の大滝(F2)までならたいした歩きではないと考えて出か...
2022年 01月 31日 2週間前に行った富士山の側火山・二ツ塚にまた行った。前回は御胎内からだったが、今回は太郎坊からのルートにした。前者は樹林帯の登りが長いが、後者は無立木の斜面の登りに終始する。この2週間に目立った降雪はなかったが、雪はしっかりと付いていて固くクラストしている。富士山頂より2000mも低い場所なので、山頂からは険悪な雲が東側にたなびいているが、風もなく緩い斜面に助けられて冬富士の厳しさはない。...
2022年 01月 25日 今年の冬は寒い。と言っても最近の暖冬傾向に慣れてしまったからそう感じるだけかもしれない。過去の気象を調べると特段に寒いということはないと解った。それでも丹沢・地獄棚は氷瀑になっているのではとの淡い期待を持って出かけたみた。昨年の同時期には地獄棚の手前で部分的に沢が凍っていたが、今年はベルグラの張った石に恐々乗るといったこともなく地獄棚に着いた。思った通り全面凍結にはほど遠い姿だった。
2022年 01月 18日 富士山の側火山のひとつである小天狗塚(1913m)に登った。小天狗塚ははっきりとしたピークではなく宝永山から南に延びる尾根上の肩のような存在だ。登山道は独立標高点のある場所を通っていない。そして登山道と高さはほとんど変わらないので、わざわざ寄り道する人は少ない場所だ。しかしほんの少しの寄り道をすると、なかなかよい場所であると気づく。独標は木のない広々とした見通しのよい場所にある。そのために...
2022年 01月 14日 丹沢・三ノ塔に登った。強い冬型の気圧配置が続き、晴天間違いなしの日だった。久々の三ノ窓だが登山道がまたよくなった。成果は体力の衰えをはっきりと認識できたことと、冬景色が少し進んだ富士山の姿だった。 私の家からも富士山はよく見える。そのため丹沢からの富士山の展望を特別視して丹沢に出かけることはない。以前富士山の見えない地方在住の山仲間が丹沢まで遠征してきた。丹沢の感想を聞くと、どこからも富士...
2022年 01月 13日 宮ケ瀬湖湖畔の高取山に登った。高取山はたった標高差400mほどの山だが、山頂からの丹沢山塊の展望が素晴らしい。前日は終日冷たい雨の降る日だった。この山は仏果山の付録のように登られるが、私は仏果山からの展望より、高取山からの展望の方が好きだ。湖がより近く見えるからだ。白く輝く丹沢の峰々が眺められることを期待して出かけたが、最高峰の蛭ヶ岳でもちょっぴり白い部分があるだけだった。丹沢の東奥には真...
2021年 12月 29日 富士山の側火山(寄生火山)のひとつ・西臼塚を歩いた。コースは西臼塚駐車場~表臼塚林道~ブナ広場~西臼塚~カエデの広場~西臼塚駐車場の周遊。今回の往路は現在は使われていないようで、指導標はなく、あちこちで進入禁止のロープが張られ、途中でどこを歩いているのか判らなくなった。どうやら下山路に使った道での往復がメインとなっているようだった。 本当は新緑か紅葉の時期に歩きたかったが、楽な山歩きが楽し...
バリエーションルートってどんなルート? ある山岳会の窓口をして...
武尊牧場スキー場跡 ゲレンデスキーか山スキ...
ハナネコノメ 高尾山や丹沢でハナネコ...
再び丹沢・大又沢へ 2週間前に行った丹沢・...
ピッケルは今でも登山者の魂か 小森康行著「垂直の上と...